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電撃辞任

どーもお久しぶりです。
しょーとです。

リーグ戦も終わり、最近は毎日のように選手の移籍話がニュースになっていますね。
特に今年は不況の影響か、主力選手の解雇が目立っています。今シーズン、ほとんどの試合に出場していたにも関わらずクビを宣告されているケースもあります。改めてプロサッカー選手という職業の不安定さを思い知らされますね。

まあ注目選手の移籍情報はまた今度まとめるとして、今日の話題はタイトルにあるように、クラブ側から契約延長を打診されながらも固辞し、“電撃辞任”をした川崎の関塚監督について。

川崎の関塚監督が退任 契約延長オファーを断る

同氏は2004年に川崎の監督に就任すると、その年にJ2で優勝。その後、川崎をJ1に定着させるだけでなく、国内トップクラブへと成長させました。2008年は年初めに体調を崩したことで、監督を辞任しましたが、2009年に復帰すると、今季、リーグとナビスコ杯の両方でチームを2位へと導きました。

今の川崎があるのは関塚監督の存在があってこそだと思います。ここ数年の実績は日本人監督の中では西野監督と並び日本トップクラスと言えるでしょう。

しかし一方で、ここ数年の川崎には明らかな停滞感が漂っていました。
気まぐれな外国人選手で構成する攻撃陣と脆い守備陣の組み合わせにより、チームは安定的に力を発揮することができず、それがリーグ戦で優勝に一歩届かず、一発勝負のカップ戦を勝ちあがれない原因だったように思います。

そんな中で関塚監督が下した決断。
今季、タイトルを獲れなかった責任をとっての辞任とのことですが、もしかしたら川崎の将来を考えてのことなのかなと思います。自分がこのまま指揮をとっても川崎を優勝に導くことができないと感じたのではないでしょうか。
そして個人的にはこの英断を評価したいです。もし関塚監督が来季も川崎を指揮していたら、おそらく今季と同じようなサッカーをして、今季と同じような成績で終わっていたと思います(もちろんあくまでも想像ですが)。
今、一つの大きな壁にぶつかっている川崎を変えるため、自身の辞任によりチームに新たな風を吹かせようとした関塚監督の想いに応えるためにも、クラブはまず適切な監督人事を行わなければなりません。
今回の監督辞任により、今後川崎は今まで以上の成績を収められるのか。それは誰にも分かりませんが、少なくとも今、川崎は、そのチャンスを得たのではないかと思います。
by infinity-j-info | 2009-12-16 23:35 | Jリーグ
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