「今年は自信がある」
開幕前に選手、監督が口を揃えて語った自信は過信ではなかった。 2010年開幕戦で大宮がホームに迎えたチームはC大阪。 前線に香川、乾といったタレントを揃え、昨年はその攻撃的サッカーでJ2を席巻したチームであり、昇格組ながら今年の降格候補にこのチームを挙げる人はほとんどいない。 それほどまでに前評判の高いチームを相手に3-0の完勝。 意気揚々とJ1に乗り込んできたチームを完膚なきまでに叩きのめした。 2005年のJ1昇格以降6年間、毎年降格候補に挙げられながらも残留を続けてきた大宮。 その最大の原動力となっていたのは組織的な守備。 「守備の安定しないチームはJ2に降格する」最近のJリーグで、まず守備を固め、リスクを犯さずに好機を狙い続けることでJ1の座を守り続けてきた。 そんな大宮が、今年はワンステップ上に上がる期待を感じさせる試合を見せた。 この試合で試合の行方を決める大きな要因となったのは立ち上がりの戦い。 大宮は日本代表のお株を奪うような攻守の切り替えの速さとプレッシングでC大阪を圧倒。そして奪ったボールをFWラファエルが持ち前のテクニックとキープ力で収め、厚みのある攻撃を何度も繰り出した。 完全にゲームを支配した大宮は、前半14分にMF橋本がCKを直接決めて先制に成功。さらにその直後にもセットプレーから決定的なチャンスを作るなど、前半20分まで一方的に試合を進めた。逆にC大阪はこの20分間で前線の3人(FWアドリアーノ、MF香川、MF乾)がボールに触った回数は数えるほど。C大阪にとっては1-0のスコアで20分間を耐え切ったと言えるくらいの劣勢であった。 そして大宮の本当の真価が見られたのはこの後。 20分を過ぎたあたりから前線からのプレッシングを弱め、しっかりとした守備ブロックを形成した上で、C大阪が無理をして前線にボールを入れてくるところを複数の選手で囲い込んでボールを奪い、FWラファエルや石原がC大阪のWBの裏のスペースを上手く突くことでC大阪の守備網を難なくかいくぐる。 闇雲にハイペースな戦いを続けるのではなく、しっかりと状況を読んだ上で勝利を奪うために最も効率的な戦いを選択する姿は、まるで鹿島アントラーズの試合を見ているかのように感じるほどリアリズムに溢れるものだった。 そしてそんな中で試合の大勢を決める追加点が生まれたのは前半44分。カウンターからFWラファエルが左サイドでボールを受けると、見事な切り返しでDF上本を置き去りにし、中央にクロス。これをFW石原がゴールに流し込んだ。 後半に入っても変わらない構図。C大阪は、ボールをキープしているように見えて、キープさせられている。攻撃しているように見えて、攻撃させられている状態が続いた。そしてフィニッシュまでいけない攻撃の後にカウンターを受ける。 後半37分にはセットプレーからFWラファエルがダメ押しゴール。 その後、失うもののなくなったC大阪が怒涛の攻撃を仕掛けたが、これも大宮のDF陣が体を張って守りきって試合終了。 大宮が3-0というスコア通りの完勝を収めた。 ○カウンターから厚みのある遅攻へ この試合、堅い守備からの素早い攻撃を何度も見せた大宮だったが、カウンターの際に闇雲にゴールを目指すのではなく、一気にゴールを奪うのが困難と見るや、遅攻に切り替え、そこから右サイドバックの杉山らが前線に飛び出すことで迫力のある攻撃を繰り出した。 FWラファエルやFW石原の2トップの関係性だけでなく、MF藤本、MF橋本といった中盤の選手も上手くボールに絡むことで、C大阪の守備陣は最後まで大宮の選手を捉まえきれなかった。 ○超攻撃的サイドバック杉山 甲府から新加入した杉山が大宮の攻撃にアクセントと厚みを与えた。167cmと上背はないが、日本代表DF長友をも上回る運動量と、抜群のスピードが持ち味で、この試合でも幾度となく前線に飛び出し、好機を作った。 相手からすると最終ラインから飛び出してくるので、なかなか捉まえることが難しく、今季大宮と対戦するチームは、この杉山の対応に手を焼くことになりそうである。 ただし一方で、その攻撃的スタイルゆえ、前線に上がった際に生まれる裏のスペースが狙われやすく、この試合でも何度かC大阪がそこを突いて好機を窺っていた。今後も大宮が杉山の良さを活かすには、守備面でのフォローが必要となるだろう。 ○好発進に影を落とす悲劇 これ以上ないほどの好発進となった大宮だが、悲劇は試合の最後に訪れた。ロスタイムも3分が過ぎた頃、カウンターからDFラインの裏に飛び出したラファエルが接触プレーもなく突然右太ももを押さえて倒れこんだ。 負傷箇所と負傷の様子からもはや診断を聞くまでもなく、ハムストリングの肉離れと断言できる。基本的に全治までは2週間~3ヶ月ほどを要するとされており、軽症であることを祈りたい。 FWラファエルがいなくなるからといって今の大宮のサッカーの質が著しく低下するとは思えないが、それでもこの試合で大宮がこれほどまでの戦いを見せられたのはFWラファエルの活躍が大きかった。スピードはないが、素晴らしいテクニックとフェイントで相手を翻弄でき、この試合の2点目をアシストしたシーンは見事だったし、また、攻撃の起点となるポストプレーも上手く、大宮の攻撃を90分間牽引していた。 大宮にとっては最も層の薄いFW陣の負傷ということで、頭が痛いところだろう。代役としては長身FWの藤田の名前が挙がるが、この穴を埋めるのは容易ではないはず。素晴らしいスタートを切ったように見えたが、いきなり正念場を迎えることになりそうだ。 ○共に戦おう 『2』塚本泰史 「今日は泰史のためだけに戦った」 試合後、大宮の主将・藤本は涙を浮かべながらこう語った。 プロ入り2年目の若手サイドバック・塚本泰史を悲劇が襲ったのは開幕前の1月。昨夏から痛みのあった右足を精密検査したところ、診断結果は右大たい骨の骨肉種。いわゆるガンである。手術で腫瘍(しゅよう)を切除し、人工骨に置き換えることで日常生活への復帰は可能になるものの、サッカーについては非情な引退勧告が出された。 その塚本は3月中に手術を受けることになっており、この日が手術前に観戦に訪れられる最後の試合。そんな彼の目に映ったのは、気迫のこもったプレーで試合を優位に進め、頼もしいくらいに次々とゴールを決める大宮の選手達であった。ゴール後にはチーム全員が塚本の背番号2にちなんで2本指を立てるパフォーマンス。 医者から診断を聞いた際、「頭が真っ白になって、夢じゃないかと思った」と涙ながらに語った塚本。しかし一方で、「つらい闘病生活やリハビリが待っていると思うが、同じがんで闘う人たちに勇気を与えたい。逆にチームメートの頑張っている姿で、僕に勇気を与えてほしい」と気丈に振舞った姿を見た仲間達が見事なプレーで励ましの勝利を捧げた。 ○J1の洗礼を受けたC大阪、個の力に頼らない攻撃を 前日に仙台が磐田に勝利、湘南が山形に引き分けており、他の昇格組の結果は悪くなかったが、その中で唯一J1から洗礼を受ける形となってしまった。 開始早々から大宮のプレッシングの前に後手後手になってしまい、自分達の良さを出す前に試合が決していたような印象である。J2時代には香川と乾のコンビで得点を重ねたが、J1ではJ2のようにはいかないということを痛感しただろう。香川も乾もドリブルで局面を打開できたシーンは皆無だった。 「個の力」と「組織力」とは対極にあるものではなく、常に表裏一体である。チームとして組織的に動けるからこそ個の力を発揮できる。チームとして機能していなければどんなに強烈な個の力を持っていようとも、結果を出せないのはアルゼンチン代表でのメッシを見れば明らかである。 アドリアーノ、香川、乾。J1でも通用する力を持っているのは確かだが、まずはそれを活かせる戦術の構築が望まれる。 #
by infinity-j-info
| 2010-03-08 14:29
| Jリーグ
どーも、しょーとです。
みなさん、クリスマスイヴイヴ何をしてお過ごしでしょうか? 俺は英語の論文を読んだり、卒論を書いたりして楽しく過ごしています。 今年のクリスマスプレゼントはデータが欲しいです。 サンタさん、枕元にUSBメモリを置いておくので、データを入れといてください。 ってか今日はクリスマスイヴイヴの前に天皇誕生日な訳ですよね。 天皇もこんな日に生まれたばっかりに、クリスマスにお祝いムードを完全にもっていかれちゃってますね。 けど俺は忘れてないですよ。 ハッピーバースデー、天皇。 さて、今回は今季の開幕前に俺が勝手に行った順位予想を振り返ってみたいと思います。 予想した順位は↓ 【J1】 1.鹿島→的中 2.浦和→6位 3.横浜FM→10位 4.川崎→2位 5.清水→7位 6.名古屋→9位 7.F東京→5位 8.G大阪→3位 9.大分→17位 10.千葉→18位 11.京都→12位 12.磐田→11位 13.広島→4位 14.新潟→8位 15.神戸→14位 16.柏→的中 17.大宮→13位 18.山形→15位 いくつか買いかぶりすぎたチームがありました。 まずは横浜FM。個々の能力は高いし、やるときはやるのに順位は相変わらず。来年は和司係数も含めなければいけないので13位くらいに予想しておきますね。 次に浦和。今は夢から覚めた気分でしょうか。 大分はまあ仕方ないとして、昨季終盤の千葉の勢いは本当にただの勢いでしたね。勢いだけの男は嫌いです。 逆に過小評価してしまっていたのは広島と山形。 広島は一昨年のようにサッカーの質は高くても、勝ちは重ねられないかなと思っていましたが、見事に昇格1年目で4位に入ってきましたね。ストヤノフが最終節まで戦えていたら優勝争いに絡んでいたと思います。 山形にはごめんなさいしないといけません。ざまあ見ました。けど来年は2年目のジンクスがあるので再び18位に予想します。 【J2】 1.C大阪→2位 2.東京V→7位 3.福岡→11位 4.札幌→6位 5.仙台→1位 6.鳥栖→5位 7.湘南→3位 8.甲府→4位 9.横浜FC→16位 10.岐阜→12位 11.草津→10位 12.栃木→17位 13.水戸→8位 14.愛媛→15位 15.熊本→14位 16.徳島→9位 17.岡山→18位 18.富山→13位 見事に全はずし。 ヴェルディも福岡も全然ダメでした。横浜FCはわずか2年で定位置に戻っちゃいましたし。 そして仙台と湘南という永遠の昇格候補の昇格も読めませんでした。 ~総括~ ここ数年、順位予想と結果を照らし合わせていて思うのは、どのクラブも結局毎年変わらない順位にいるということ。まあこれがリーグ戦の特徴と言えるのかもしれないですけど、サプライズは起きにくい状況なのかなと思います。 #
by infinity-j-info
| 2009-12-23 22:12
| Jリーグ
どーもお久しぶりです。
しょーとです。 リーグ戦も終わり、最近は毎日のように選手の移籍話がニュースになっていますね。 特に今年は不況の影響か、主力選手の解雇が目立っています。今シーズン、ほとんどの試合に出場していたにも関わらずクビを宣告されているケースもあります。改めてプロサッカー選手という職業の不安定さを思い知らされますね。 まあ注目選手の移籍情報はまた今度まとめるとして、今日の話題はタイトルにあるように、クラブ側から契約延長を打診されながらも固辞し、“電撃辞任”をした川崎の関塚監督について。 川崎の関塚監督が退任 契約延長オファーを断る 同氏は2004年に川崎の監督に就任すると、その年にJ2で優勝。その後、川崎をJ1に定着させるだけでなく、国内トップクラブへと成長させました。2008年は年初めに体調を崩したことで、監督を辞任しましたが、2009年に復帰すると、今季、リーグとナビスコ杯の両方でチームを2位へと導きました。 今の川崎があるのは関塚監督の存在があってこそだと思います。ここ数年の実績は日本人監督の中では西野監督と並び日本トップクラスと言えるでしょう。 しかし一方で、ここ数年の川崎には明らかな停滞感が漂っていました。 気まぐれな外国人選手で構成する攻撃陣と脆い守備陣の組み合わせにより、チームは安定的に力を発揮することができず、それがリーグ戦で優勝に一歩届かず、一発勝負のカップ戦を勝ちあがれない原因だったように思います。 そんな中で関塚監督が下した決断。 今季、タイトルを獲れなかった責任をとっての辞任とのことですが、もしかしたら川崎の将来を考えてのことなのかなと思います。自分がこのまま指揮をとっても川崎を優勝に導くことができないと感じたのではないでしょうか。 そして個人的にはこの英断を評価したいです。もし関塚監督が来季も川崎を指揮していたら、おそらく今季と同じようなサッカーをして、今季と同じような成績で終わっていたと思います(もちろんあくまでも想像ですが)。 今、一つの大きな壁にぶつかっている川崎を変えるため、自身の辞任によりチームに新たな風を吹かせようとした関塚監督の想いに応えるためにも、クラブはまず適切な監督人事を行わなければなりません。 今回の監督辞任により、今後川崎は今まで以上の成績を収められるのか。それは誰にも分かりませんが、少なくとも今、川崎は、そのチャンスを得たのではないかと思います。 #
by infinity-j-info
| 2009-12-16 23:35
| Jリーグ
こんばんはこんばんはこんばんは。
りのです! せっかく書いたのに消えました。2度目の挑戦です。 今さらながら、J2観戦を振り返りたいと思います。 写真付きで簡潔にね。 カメラマンはみほでーす。ありがとー! ~横浜FCvsC大阪~ 場所は、横浜FCのホーム!三ツ沢球技場♪” ピッチ近ーい! これはね、トラックがないって素晴らしい!としか言いようがない!…(普通。) いや、そして今回はオニさんチケットでS自由席!(横浜FCには指定席がないのです。) メインスタンドのほぼ中央です!試合の見やすさ抜群! みんな到着したら、まずピッチの近さに感激してました。 これはね、席取り組のおかげです、ほんとに。 さて! 横浜FCと言えば…?! KINGカズ!!! 写真でもオーラ放ってる感ありますよね? いやぁ、アップの時も目の前で一人別でストレッチしたりしてて、やっぱり迫力ありました。 まぁー結局試合にはでなかったんですけどね。 それでもベンチに入れてるだけで羨ましいと呟いてた私はジュビロサポです。笑 一方のC大阪! まぁ首位を走るだけあって期待してみんな来てましたよね。 ということで、何人か、俺の、わたしの!と選手を取り合っていました。 写真左から!みんなで覚えた、トールさんの「俺のマルチネス!」 決してマルティネスではないようなのです…私非常に気になりました。 試合中もいいプレーしてました。てゆうか、ボールキープ凄すぎでした。 で、その度にトールさん「おれの!」と言ってました。 もぉばっちりです。覚えました。だって…、ね!今も覚えてる!!笑 そして、写真真ん中。 みほが「私の乾ー!」と言えば、しぶさんとオニさんが譲りませんでした。笑 そんな3人には「チーム乾」という名前が付いていました。 乾は、試合中はもちろんのことアップから一番声出してて存在感放ってた印象です。 試合中削られながらもフル出場してました…が、途中交代だと目の前に来ただけに、しぶさんが惜しがってました。 あぁ、肝心のスコアは2-2の引き分け。 C大阪が勝つだろうぐらいに思ってたのですが、予想以上に横浜FCが健闘しましたね! 両チームともに90分通して、よく動いていたので、間延びせず面白いゲームでした。 だって、ね!J観戦居眠り常習犯の私(!!!?)が睡魔に襲われることなく夢中になってましたから。笑 ゴールもたくさんあったし、みんなすごく盛り上がって観戦できたので、うれしかったです♪ 今回は15人の大所帯でした。 写真14人+カメラマンのみほの15人です。 みんな楽しんだ感出てますかねー? 今回は、J部門の引きの強さが発揮されたいい試合だったのじゃぁーないでしょうか。 それもまずは、チケットを手配してくださった、オニさん。 そして、ナイスポジションを確保してくれた、チーム乾withもっちゃん、ゆうしのおかげです。 ありがとうございましたー!!!!!! さ、また間あけずにブログ書くよう努力いたします! ではでは! #
by infinity-j-info
| 2009-09-04 01:20
| Jリーグ
しょーとです。
先日のJリーグ観戦についてです。 【対戦】FC東京vsサンフレッチェ広島 【日にち】7月25日(土) 【時間】18時キックオフ 【場所】味の素スタジアム 【参加者】しょーと、りの、しぶ、バルサ、さき、BOSS、はたしょー 『浴衣まつり』と題されたこの試合であったが、全観客数のうち浴衣率は1%程度。しかも「浴衣はおばさんばっかりだった」(はたしょー)という残念な結果に。 しかしそもそも自分はバルサやしぶとは違い、浴衣美女ではなく、試合そのものを楽しみにしていたのでそんなことは全く問題ない。注目はやはりFC東京の石川直宏。ドリブル突破、前線への飛び出し、強烈なシュート。この3つを武器に得点を量産し、得点ランキングで首位争いをしている。Jリーグ部門で観戦に行った第6節・千葉戦でも先制点となる見事なミドルシュートを沈め、しょーとの度肝を抜いた。 また、FC東京はチーム自体も非常に好調である。昨年から取り組んでいるムービングフットーボールと、今季初めから取り組んだ守備の強化により、攻守のバランスが非常に良くなり、特にボールを奪われてからのプレスへの切り替えの早さはJ1随一である。「石川が点を取れているのは、チームがやりたいサッカーをできていて、石川がゴールに近い位置でプレーできているからである」とFC東京・城福監督は自身のチームを評している。 また対する広島も、昇格組ながら持ち前のパスサッカーで順位以上のインパクトを残しているチームである。特に柏木や槙野など調子乗り世代が多く、調子に乗ったときは止めれられない破壊力を持っている。 当日、まず目に付いたのは、観客の多さである。さすがJリーグで3番目の観客動員数を誇るだけあって、飛田給駅から混雑していた。先日、同じく味の素スタジアムをホームにする○ェルディの試合を観戦したが、その時は本当にその日に試合があるのか疑いたくなるような閑散ぶりだった。今や東京と言ったらFC東京ということか。 席に座ってから初めにやることといえばやはりスタメンチェック。そこで槙野とミキッチの出場停止を知り、少し凹んだ。実は広島の攻撃サッカーは、ストッパーながら果敢に攻撃参加する槙野がアクセントになっており、彼を欠いてはその攻撃力も半減するというのは明らかだった。また、しぶが『外国人Jリーガーで一番イケメン』と評するミキッチの不在により右サイドでアタックできる選手がいなくなる。広島の苦戦が予想されるスタメン発表であった。 試合開始から攻めるFC東京、守る広島という構図。FC東京はこの試合でも輝きを見せた石川を中心に広島ゴール前に迫ったが、ゴール前に人数を掛けて守る広島の前になかなか点を奪えない。対する広島はカウンターでの反撃を試みたが、最前線に位置するキープレーヤー・佐藤寿人がFC東京のCBブルーノ・クワドロスにほぼ完璧に抑え込まれ、チャンスを作れず、両チーム共にスコアレスで試合終了のホイッスルを迎えた。 この試合で個人的に目に付いた選手は、前述したブルーノ・クワドロス。しぶがこの試合での得点予想で「CKからブルーノのヘディング」を挙げていたものの、ブルーノ自身はCKでいまいちやる気を見せず、得点を奪うには至らなかった。しかし本職のディフェンスでの活躍は素晴らしかった。広島は、攻め込まれていても鋭いカウンターから佐藤寿人が得点を奪うという攻撃の形を持っており、実際、第17節で浦和はまさにその形で佐藤寿人に先制点を許した。 しかしこの試合ではブルーノが鋭い読みで佐藤寿人へのスルーパスを完璧に分断。また楔へのプレッシャーも厳しく、広島の攻撃の起点をことごとく潰していた。もちろんブルーノが好守備を見せられたのは、FC東京がチーム全体で上手くプレスをかけられていたというのも大きな要因ではあるが、それでもこの試合でFC東京に守備から安定をもたらしたのはブルーノに他ならなかった。ブルーノが先発に定着した第9節以降、FC東京の失点数が減り、勝率が上がったのもうなずける。そしてこれが生観戦でないと気付けないところである。 どうでもいいけど途中から単なる真面目な文章になっちゃった。。。 次のJリーグ観戦は、8月16日、横浜FCvsC大阪@三ツ沢です。たくさんの方のご参加お待ちしております。 #
by infinity-j-info
| 2009-08-05 17:55
| Jリーグ
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